私の創作曲♪「ありがとう」（１６） - 福島市のピアノ教室「にこにこ千穂音楽教室 Sun Sing Smile」

　皆様、こんばんは。今日は、５月１５日（火）私の休日！

私のお教室は月・火は定休日なのです。

　今日は朝から曇り空！そして、先ほどから雨が降ってきました。最近の好天候とは打って変わって不安定なお天気ですね！

　私は、ほとんど毎日、猫のみかんちゃんの点滴のために動物病院へ通院を続けています。信頼できるベテランの獣医さんの治療を受け、今日は５０グラム体重が増えました。腎疾患なので食べられるフードは制限されますが、みかんちゃんが少しずつ食欲がわくフードを探しつつ、食べてくれた時は心から歓喜しながら介護しています。

　とにかく、「希望を持って治療に臨む」ことが一番大事だと思っています。自分の今までの体験からも、自分のメンタルを明るく前向きに希望を持って！

ちょっとしたことでも、良い変化は心から喜び感謝する。

良い思いは良いことを呼び込む！悪い思いは悪いことを呼び込む！

なので、みかんちゃんが食べない時には、本当は心は果てしなく曇り空になりますが、気持ちを切り替え、良い思いは良いことを呼び込む！のメンタルで、がんばります！

ブログもツイッターもお休みしていて、一抹の寂しさはありますが、みかんちゃんが良くなってきたら再開しますので、その時は又、今まで同様によろしくお願い致します。

　火曜日の今日は、“私の思うこと”など、つれづれなるままに書いております。

最後までお付き合いいただけたら、うれしいです。

　少し前から、私のライフワークである創作のお話をさせて頂いております。

私の創作曲♪「ありがとう」が、出来上がったいきさつや自分の思いなどを、この火曜日に少しずつ書かせて頂いています。

　では、前回のあらまし～

この楽曲は今から１１年前の二月頃に作り始めました。

当時、私は、郡山にある支援学校に勤務していました。

私が、創作した♪「ありがとう」は、周りの先生方のご協力を得て、それまで私が経験したことのない未知の世界に私をどんどん連れていってくれることになるのでした。

そして、その飛躍のお話の前に、私が、何故、この♪「ありがとう」を創作することが出来たのか？

　実は、私は、40代半ばに甲状腺腫瘍という病気になり、この病気になったことで、大きな大きな人生の学びを得ることができたのでした。今から15年前のお話です。

　私は、当時、私のかかりつけの病院でエコー検査をした時に、甲状腺に腫瘍があることが分かり、悪性の疑いがあると医師から告げられました。いろいろありましたが、私はようやく手術をお願いしたいと思うことができる素晴らしい医師に出会うことができ、入院して手術を受けました。手術後、あまりの苦痛と痛みに悩まされましたが、ある若い先生のピュアなお心に触れ、暖かいお言葉を頂き私は救われました。一方、残念な体験もあったけれど、反面教師とすることとして・・・。そして、日に日に私の身体は回復に向かい、１０日間程度の入院を終え退院。自宅療養をして、いよいよ職場復帰となりました。復帰後、初めての音楽の授業で私は奇跡を体験しました。生徒さんたちの私に対する暖かい気づかいと応援のパワーのおかげで、私は半ば諦めかけていた高音が出るようになり歓喜に震えました！同時に生徒さんたちに心から感謝しました。

　というところまで書かせて頂きました。

～今日はその続き～

　～今回からお読みになる方もいらっしゃるかもしれないので、まず、最初に、これからお話することは、「私はこうして病気を克服しました。すごいでしょう！」というようなある意味、病気自慢の優越感に満ちたお話ではないし、「私は、こんな病気になりました。かわいそうでしょう！」という人様に同情を求める劣等感に満ちたお話でもありません。

　どんな人でも、ある時、いきなり、良いことも悪いことも訪れると思います。

本当になんの前触れもなく、急に訪れます。良いことがやってきた場合は、うれしいけれど、悪いこととなると、ただただ、うろたえ、どうしてよいのか、まるで分からず・・という状態になりますね。まさに私がそうでした。

　それで、その突然の悪い出来事に遭遇して、私にどのような心の動きがあり、どのような気づき、学びがあったのかというお話させて頂くことで、もし、少しでも皆様のお役に立つことができれば、と思いお話させて頂きます。～

　私に奇跡が起きた！

　こんなにうれしいことはありませんでした。

　「うれしくて、夜寝る時に笑いながら眠りについた！」という話を、以前知人に聞いたことがありました。その時は、そんなことがあるのだろうか？と半信半疑でしたが、これは本当でした！

　私は、本当にうれしくて、うれしくて、その日の夜、寝る時に、声を出して笑って眠りにつきました。心から幸福感を味わいました！

　そして、その日を境にして、私の声は、高音がどんどん出るようになり、手術前の元の声の状態に戻っていきました。

　私はようやく、いろいろなことに気づくことができました。

以前の私は、音楽科の教師として、ピアノを弾くことはあたりまえ。歌を歌うこともあたりまえ。これは自分の仕事なのだから「私は今日も指が動くわ！」とか「私は今日も声がでるわ！」などと、いちいち考えたことなどありませんでした。

　でも、その自分のあたりまえが、喪失の危機の直面して、それまであたりまえのことが、あたりまえでなくなった時に、この世の中にあたりまえのことなど何一つないのだということに、やっと気づくことができました。

　日常でも、いつもあたりまえのことと思っている事柄のひとつひとつ、例えば、今日も、歩ける、目が見える、耳が聴こえる、ごはんを美味しく食べることができる、などなど、朝起きた時から眠る時まで、いつもあたりまえに思っていることが、実はあたりまえのことではなく、奇跡のような喜びなのだ！ということ。そして、その喜びにいつも包まれているのだ！ということが分かるようになりました。

　小さい頃から、たくさんの本に「感謝の大切さ」について書かれてあるものを読んできましたが、「あ～そうだよな～」「その通りだ！」と一時は思うのですが、それは、自分にとって、頭の中の理解なので、時間の経過とともに、すぐに忘れてしまっていました。

　でも、今回は、違いました。

自分の体験としての理解は、頭の中の理解を、ど～んと超えていると思います。

腑に落ちるという言葉がありますが、身体の中にストンと落ちた確実な思いは、心にしっかりと留まり、刻み込まれるものになるのではないかと思います。

　小学校の頃にメーテルリンク作の「青い鳥」を読みました。チルチルとミチルが幸せの青い鳥を探しに出かけますが、実は、自分たちの家の中にいたというお話だったと思いますが、お話の面白さと本の挿絵のかわいらしさに、一気に読んだ記憶があります。

　そして、大人になってから、「青い鳥」のお話を考えると、メーテルリンクが一番伝えたかった真実に触れ、「青い鳥」のお話の素晴らしさに心震えます。

　毎日毎日の日常に中であたりまえのことだと思っていることが、実はあたりまえではなく、そのひとつひとつが、本当は奇跡のようなことで、それに気づくことが出来た時に、本当に幸せを感じることができるのではないかと思うようになりました。そして、そんな時は同時に、感謝の思い、「ありがとう」と気持ちで心がいっぱいになります。

　自分には、幸せがない、ない、足りない、足りないと、外に探しに行っても、決して見つけることはできない。実は、自分の周りに幸せがたくさんあり、

感謝の思い「ありがとう」の気持ち、喜びで溢れている！という人生の真実！

　私は健康な時には、この「人生の真実！」をあまりよく分かっていませんでしたが、病気という困難に直面して、初めて、学び、気づくことができるようになりました。

　そして、私自身のお話に戻りますが、高音は出るようにはなりましたが、自分は甲状腺のガンか、そうでないのかということは、まだ、病理検査が終わっていなかったので分かりませんでした。

　自分の声が元に戻った、この上ない喜びを感じつつ、不安な思いを抱えて、検査結果が出るのを待っていました。

　この続きは次回書かせて頂きます。・・・・・つづく

今日も「♪ありがとう」の歌詞を掲載させて頂きます。１番、２番、３番まであります。歌詞を読んで頂けたらありがたいです。

　　　　　　　　　　　　　　　　ありがとう

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　作詞・作曲　渡辺千穂

１　あなたの小さなその手に眠る

　　かすかな希望の光を見つめて

　　哀しみに染まる時を超えて

　　あなたへの愛を呼びかけるよ