福島市のピアノ教室「にこにこ千穂 音楽教室 Sun Sing Smile」

福島市でピアノ教室をしております渡辺千穂です。元特別支援学校音楽科教諭の経験を生かし丁寧なレッスンを行っています。

今日は休日。私の好きな音楽!クィーンの来日公演の思い出!

  今日は休日なので、私の好きな音楽についてお話を少しさせて頂きたいと思います。

私は、基本、どんなジャンルでも聴きます。クラシック、ポピュラー、ロック、ジャズ、ボサノバ、民族音楽、歌謡曲、ポップ、演歌、声明etc、なんでも聴きます。

 そして、では、好きなジャンルは?と問われると、私、結構、ロックが好きだったりします。もちろん、バッハ、ベートーベン、ブラームスショパン、ラベルなどのクラシックの作曲家も好きです。クラシックの作曲家も、音楽史の中の有名人というだけでなく、ひとりの人間として、その楽曲ができた理由とか時代背景など考えると、それは、ただの知識を超えて、とてもワクワクしたり、ロマンチックな気分になったりします。なので、そんな話も少しずつお伝え出来たら、音楽がより楽しく身近なものになるかもしれないので、これから、少しずつお話できたらいいかなぁと思っています。

 

 それで、今日は、ロックのお話を少し・・・・・。私が一番好きなロックバンドは、なんといってもビートルズ!私は、ビートルズのアルバムレコードの収集を、趣味としていたくらいなのです!今も、家のどこかに、そのレコードが眠っている・・・・。あっという間にCDの時代になり・・・・。ビートルズの楽曲は、ほとんど全部わかると思います。そのくらい好きです。ビートルズにまつわるお話も、今度、じっくりとさせて頂ければと思います。

 

 それで、唐突ですが、今日は、あのクィーンの来日公演の思い出をお話させて頂きますね。

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 私、私の人生で一度だけのことなのですが、おおよそ、38年くらい前の話です。あのクィーンの来日公演のチケットが、奇跡的に入手でき!大学生の時に、女子の友人4人で、武道館に行ったんです!当時は、電話で、しかも、携帯ではありません!公衆電話や家の電話で4人それぞれが、チケット獲得のために電話をかけまくり、ひとりの友人の電話で奇跡的に獲得できました!

 

 そして、4人で東京に行きました。お金がない貧乏学生の私たちは、東北本線の、たぶん、名前は「つがる」かな?という急行列車に乗り、午前中に仙台を出発、6~7時間くらいかけて上野(当時は急行列車の終点は上野でした)に午後つき、そのまま、武道館へ向かい、長蛇の列に並び、武道館コンサート! 終了後は、どこかでみんなで食事なんてしないで、(みんな貧乏学生)帰るために、上野に向かいました。0時発ぐらいの、また、「つがる」急行列車に乗り、友人の誰かが買ってきた食べ物を、車内でみんなで食べた記憶が少し・・・・。あとは、車内泊。朝の6時か7時ぐらいに仙台に戻ってきたような記憶があります。強行スケジュールですが、若さの、ただただクィーンの来日公演を一目みたいという気持ちだけで、突っ走ることができた行動でした。

 

 それで、コンサートといえば、私たちの席は、武道館の一番上の席で、演奏しているクィーンのみなさんは、豆粒ぐらいにしか見えなく、また、熱気も、ステージ近くのそれとはかなり違い、さすがに遠いよね~と4人でぼやいたのを覚えています。ただ、私が一番印象に残っているのは、「手をとりあって」の楽曲の演奏が始まると、観客のボルテージはマックスになり、会場の雰囲気が明らかに変わりました。というのも、クィーンは、イギリスのバンドですが、本国イギリスでは、あまり人気がぱっとせず、鳴かず飛ばずのバンドでした。クィーンが世界的なバンドになったのは、日本のファンの力なのです。日本で、クィーンの人気に火が付き、本国イギリスにも飛び火して、瞬く間に世界的なビッグバンドになりました。だから、クィーンは、日本のファンをとても大切にしていました。「手をとりあって」はTEO TORRIATTE(Let Us Cling Together)というタイトルなのですが、それは、クィーンが日本のファンのために作った楽曲なのです。それで、コンサート終盤、この楽曲が始まり、♪手をとりあって~♪というところにくると、観客がみんなで斉唱の大合唱になるのです!

 

 ♪手をとりあってこのまま行こう。

 愛する人よ。

 静かな宵に

 光を灯し

 愛しき教えを抱き~♪

 

 私は、なにせ、始めての体験なので、皆さんが歌い始めた時には、びっくり!しました。

そして、その歌声が凄いんです!!!武道館満席の観客がみんなで同じメロディを口ずさむ!私は武道館が揺れているように感じました。また、この物凄い人数で、歌うという、同じ行為をすることに対する怖れも感じたし・・・・。同時に、素晴らしい宗教的な体験をしているような神秘的な体験、祈りの場にいるような、教会の中にいるような不思議な体験でした。

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 38年ぐらい前の出来事でも、その場の映像と感覚、空気感がはっきりと色の着いた記憶として残っています。これが、まさしく、感動というものなのでしょうか!

 

 教師時代に「手をとりあって」とベートーベンの「歓喜の歌」を組み合わせて、合唱としてアレンジして、生徒さんに歌って頂きました。さまざまなコンサートで発表しましたが、なかなか好評でした。なにより、生徒さんが、とても気に入ってくれました。

 

 私の青春の思い出の楽曲です。