今日は、２０代の男性の方の声楽のレッスンがありました。この方は、先日、お母さんとご一緒に来て下さった方で、私が教師時代に音楽を教えた生徒さんです。
お母さんから、先日、「今回も一緒に行き、バスの降りる駅の確認や音楽教室までのルートの最終確認をしてみます」というご連絡を頂いたので、おふたりでいらっしゃるのかなと思い、お待ちしていましたら、「先生！来ました」という聞きなれた元気な生徒さんのお声！お母さんのお姿はなく、「僕、ひとりで来ました」とのこと！
「そう！すごいね！ひとりで来ることが出来たんだね！」と私。
きちんと覚えて下さってのですね！素晴らしいです！
そして、レッスンの途中、玄関のピンポンがなり、お客様かしら？と思って出てみたら、なんと、お母さんが！
息子さんが、きちんと来ることができたのを確かめるために、ご自分の車でいらっしゃったのでした！
「来てますね！」と笑顔でお話され、「今度は、福島駅で待っています！」とおっしゃって、すぐにお帰りになりました。母の愛ですね！素晴らしいです！
お母さん、ご協力、本当にありがとうございました。
さて、声楽のレッスンでは、まず、首や肩を動かす軽い準備運動を行い、姿勢を整え、複式呼吸をゆっくりと数回行ってから、発声練習を行いました。
発声練習では、前回同様、発声の基本を行います。ピアノの音をよく聴いて、音の階段を意識して、音程を整えます。また、口の開け方を意識して、喉の奥を広げ発声します。発声には、腹筋や背筋の力がとても重要になりますが、まず、下腹部を意識するようにします。
今日は、特に、音域の確認や音程に意識を向けて、正しい音程で発声できるようにレッスンしました。ゆっくり、音の階段を確認しながら進みます。音をよく聴いて、意識を向けると、彼は、大丈夫！これを、継続してずっと行っていきたいと思います。
歌は、「ありがとう」を歌唱しました。「ありがとう」は、私が作詞・作曲した楽曲です。
前回、「ありがとう」のCDをプレゼントしましたが、そのCDをしっかり聴いて、歌ってくるようにお話ししていました。そして、彼は、きちんとやってきて下さいました。
今日は、１番の歌唱練習をしました。音程を意識して、ていねいに歌唱しました。学生時代、授業の中で、皆さんに歌って頂いていましたが、学校の授業の中では、合唱での取り組みで、なかなかひとりひとりのきめ細かい歌唱指導をすることは難しい面がありました。しかし、今回、個人での声楽のレッスンですので、ていねいにきめ細かくレッスンできるので、確実に音程や発声のしかた、口の開け方が良くなってきています。もともと、歌が大好きで歌心がある方なので、もっともっと上達すると思います。
今回も、楽曲の中で、何度も繰り返す言葉♪ありがとうが、彼の心のこもった♪ありがとうでした。このように、この歌を大切に歌って下さり、とてもうれしく、そして、彼の歌心を大いに感じることができました。
次回は、２番の歌唱練習。歌詞と音程の確認をしていきたいと思います。
それでは、次回、また、お待ちしています。これからも、楽しくレッスンしていきましょうね！
今日もご覧いただき、ありがとうございました。それでは、また、明日！
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