皆様、こんばんは!今日は、2月23日。土曜日。
昨日は春のような陽気でしたが、今日は、時折、太陽は見えるものの風は冷たいです!このように、暖かくなったり、寒くなったりしながら、毎日少しずつ季節が移り変わっていくのですね!
音楽教室をやるようになってから、この季節の変化に、とても敏感になりました!
学校での教師時代には、この時期は、卒業式や入試のシーズンなので、日々の忙しさに追われ、季節の移ろいに心を向ける余裕があまりありませんでした。
なので、今、お教室の生徒さんたちと、「今日は暑いですね!」「寒いですね!」といった何気ない会話を通して、季節の移ろいを感じることができる余裕のある暮らしに、とても幸せを感じます。
さて、今日は、80代の初心者の女性のレッスンがありました。
今日もいつも通り!お元気!オレンジ色の明るいお召し物がとても素敵です!
さっそく、レッスン開始!
「おとなのためのピアノ教本 1」から
ベートーベン作曲♪「喜びの歌」のレッスンを行っています。
前回の宿題は、最初の8小節
ミミファソ ソファミレ ドドレミ ミレレー。
ミミファソ ソファミレ ドドレミ レドドー。でした。
ここは、右手はそれほど難しくありませんが、これに左手のドやソが入ります。
左手のドは、左手の5の指(小指)ソは1の指(親指)。
この2本の指を伴奏として用います。
そして、両手の演奏になった時に、4小節目と8小節目の両手の動きが、初心者の方はとても混乱しますので、前回は、ここを何度も弾いて頂き、お家での宿題とさせて頂きました。
この方は、努力の方なので、お家でとてもよく練習して下さいました!
その努力が実を結び前回よりかなりスムーズに両手の運指ができました!
また、常に、前に前に進む方なので、ご自分で続きのフレーズも練習してきて下さいました。
そして、大きな気づきをご自分でなさいました。
この楽曲は4小節が4回ある、4×4=16小節の楽曲なのですが、
4小節単位考えると、AA´BA´の楽曲なのです。
つまり、
A 始めの4小節があり、
A´ それを受けて前の4小節と終わりが少しだけ異なる4小節がある。
B その間に全く異なる4小節のフレーズが入り、
A´ 最後は、また、それを受けて前の4小節と終わりが少しだけ異なる4小節を弾く。
という構成なのです。これは、16小節の楽曲の場合によく用いられる作曲法です。
この方は、お家での練習時に、この作曲法についてご自分で気づきました!
この気づきがあれば、演奏しやすくなりますね!
今日は、やはり、両手の動きの難所を何度も練習して、そして、16小節通して、最後までレッスンしました。
そして、見事マスターされました!
あとは、両手の動きを忘れないで定着するように、復習を宿題としてお願いしました。
こうして、少しずつレベルアップしていきます。今度は、いよいよ、左手がコード(和音)を押さえるレッスンに入っていきます。
この方は、挑戦することにとても意欲的です。そして、少しずつレベルアップしていっていることにとても喜びをもっておられます。私もこの方にお教えしていて、とても楽しいし、自分の学びになります。
昨年末の発表会の時のこの方のメッセージです。
「人生は自分のもの。好きなように生きたい。自分の可能性をもっと追求したい!」
現在、85歳の方です!素晴らしいと思いませんか!
(84歳で生まれて初めてピアノを習い始めた方です!昨年の6月からピアノのレッスンを始めました。その方がここまで上達されました!)
レッスンの最後に、♪「喜びの歌」
♪晴れたる青空~漂う雲よ~小鳥は歌えり~林に森に~♪と私と一緒に歌って頂きました。とても音程がよく、じょうずに歌って下さいました。
これからも、しっかりとサポートさせていただきますので、一緒に楽しくがんばりましょう!
次回、お会いできるのをとても楽しみにお待ちしています。
今日も、お教室にきれいなお花が咲きました。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。それでは、また、明日!
※私が作詞・作曲した「♪ありがとう」という楽曲をYouTubeに公開しました。もし、よろしければ、お聴きき下さい。こちらをクリックして下さい!
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