今日は、朝から晴天!11月の秋の空!
でも、朝夕気温が下がりました。私の風邪は快方に向かっていますが、完全に抜けてはおらず、なかなかしぶといですね!もう服薬はしておらず、自己免疫力で風邪を追い払おうと努めています。一度かかるとなかなか抜けないので、皆様、私のようになりませんように、ご自愛下さいませ!
さて、今日は、火曜日。“私の思うこと”など、つれづれなるままに書いております。最後までお付き合いいただけたら、うれしいです。
私は、特別支援学校の音楽科の教師として33年間勤務しました。その教師時代に
感じたことや気づいたことなどについて、つれづれなるままに書かせて頂いております。
今日は、私の好きな詩について書かせて頂きます。ちょうど、今年の4月にも書いたものがありますので、それを手直しして、お伝えさせて頂きます。
私の好きな詩!
私の好きな詩は、茨木のり子「自分の感受性くらい」です。
自分の感受性くらい 茨木のり子
ぱさぱさと乾いてゆく心を
人のせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
中略
駄目な事の一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
びしっと、ばしっと心に響く言葉、言葉、言葉・・・・・。私の好きな詩です。
この詩は、「学校でおぼえた日本の名詩」(彩図社文芸部編纂 彩図社)に掲載されています。
「学校でおぼえた日本の名詩」は、その名前通りに、中原中也、宮沢賢治、高村光太郎、島崎藤村、金子みすゞ、萩原朔太郎など名立たる詩人の皆様の、たぶん、どなたでもご存知であろうと思われる、中学校や高校時代に習った詩が掲載されています。
私の教師時代に国語の授業で詩の学習を行った時に、この本の中から、宮沢賢治「雨ニモマケズ」、中原中也「汚れつちまつた悲しみに」、高村光太郎「道程」、金子みすゞ「わたしと 小鳥と すずと」、山村暮鳥「雲」を選ばせて頂き、生徒の皆さんに紹介して、生徒の皆さんに好きな詩を朗読して頂きました。
皆さん、それぞれの感性で朗読する詩を選び、みんなで朗読の発表をしました。なんか、「やっぱり、あなたはこの詩を選んだのね!」というように、なぜか、その生徒さんの醸し出している雰囲気にぴったりの詩を選んだりして、ちょっとホホウ~と心の中でニンマリしたりしました。中には、宮沢賢治「雨ニモマケズ」を暗唱して朗読した方もいて、みんなに拍手喝采されました。
私が、学校を離れる日に、その生徒の皆さんひとりひとりに、この「学校でおぼえた日本の名詩」をプレゼントしてきました。
本のプレゼントは、その方の好みもあったり、自分の思いの押し付けになってしまっても失礼かなと思ったりして、あまり他人様へ差し上げたりしませんが、生徒の皆さんが、この本を気に入った様子でもあったので、それぞれの机の上に手紙とともに、置いてきました。
ちなみに、その朗読会で私も発表したのですが、私は、もちろん、茨木のり子「自分の感受性くらい」を選びました。
自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ
この「ばかものよ」をどんな風に朗読したらよいか、私にはよくわからないのですが・・・・、言い方でかなりニュアンスは変わりますよね!
でも、びしっと、ばしっと心に響く言葉、言葉、言葉・・・・。私の好きな詩です。
皆様は、どんな詩がお好きですか?
今日もご覧いただき、ありがとうございました。それでは、また、明日!
※私が作詞・作曲した「♪ありがとう」という楽曲をYouTubeに公開しま
した。
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