福島市のピアノ教室「にこにこ千穂 音楽教室 Sun Sing Smile」

福島市でピアノ教室をしております渡辺千穂です。元特別支援学校音楽科教諭の経験を生かし丁寧なレッスンを行っています。

音楽の授業でみんなで歌詞づくりに取り組んだ思い出!Part3

 今日も、青空、白い雲!秋晴れのいいお天気です!

太陽が眩しく、空気が乾いている典型的な秋晴れの日!なぜか気持ちも上がってきます!

と思ったら、なんと、午後からお天気下り坂!女心と秋の空?男心と秋の空?

お天気は、人生と同じ、いや、人生がお天気と同じ?かな!晴れたり曇ったり!

そういえば、大学生の時に、仙台の国分町に「人生 晴れたり 曇ったり」というパブがありました。変わった名前のお店で、今でも憶えています。当時、大学生のコンパによく使われていました。まあ、そんな話はさておき・・・・・。

 

 朝晩は、冷え込んできましたので、体調管理がなかなか大変な時節です。

皆様、どうぞ、ご自愛下さい。

 

 さて、今日は、火曜日。“私の思うこと”など、つれづれなるままに書いております。最後までお付き合いいただけたら、うれしいです。

 

 私は、特別支援学校の音楽科の教師として33年間勤務しました。その教師時代に

感じたことや気づいたことなどについて、つれづれなるままに書かせて頂いております。そして、前回、その音楽の授業の中で、みんなで歌詞づくりに取り組んだことについての思い出をお話させて頂きました。今日は、その前回のつづきを書かせて頂きます。

  前回は、生徒たちみんなで出し合った言葉が、グループ分けされ、その言葉のグループ(私は、後に、これを言葉の箱という意味合いで、言葉ボックスという名称で呼ぶことにしました)から、使いたい言葉やフレーズを考え、それぞれ自分のアイデアを出し合って、歌詞づくりが進みました。

 

 そして、奇跡のようなフレーズ

輝く太陽 輝く笑顔 笑顔大好き みんな大好き

が出来上がりました。

 

 ちょっとしたことでも、それから連想して、なにかが生まれる そして、あの授業があんなに楽しく、ワクワクしながら、未知なる歌詞を創作できたのも、まさしく、あの時の授業に参加していた全員、生徒さんたちと我々教師たちの間に流れていた

肯定感だったと思います。

 

 そして、この後、どうなったか?どう進んだか?なのですが、次の授業で、このフレーズにつづくフレーズを考えるにあたり、私から、生徒の皆さんにある提案をしました。

 

 それは、私は、作詞家でも、詩人でもなく、自分の趣味で作詞・作曲をしています。なので、この提案が適切かどうかは、ちと不安ではありましたが、素人の私が、歌詞を作る場合に考えていることは、同じようなことを、「これは良いよ、どう?」と伝え続けても、聞き手又は、聴き手は、「ふ~ん」「そうですね」というような、今一つはっきりとしない曖昧な返事しか返ってこないものになると思うのです。

 

 それでは、どうすればよいかというと、あえて、違う色合いを提示してみる。たとえば、最初のフレーズが明るい黄色やオレンジ色などの暖色系だとすると、あえて、紺色とか黒とかの色合いにしてみる。そうすると、違いが際立ちそれぞれの色が生きてくる。ただし、差し色なので、あまり、多くを占めないようにする!反対色の方が多くなると、その色のイメージの歌詞になります!

あくまでも、基本の色合いは明るい黄色やオレンジ色などの暖色系です。

 

 これを、歌詞に置き換えると、反対色とは、まさしく、自分の生活の中で、大変だと思っていることや辛いこと、がんばっている事などであると思うので、何かあればあげてほしい旨をお話しました。生徒の皆さんは、いきなり、考え込み、しばらく答えがでませんでした。あまり、考えたことがないことなのか、難しい問いかけだったのか、しばらく、音楽室がし~んとなり、前回のような、楽しい、ワクワク、という感じではなくなりました。

 

 でも、それは、みんな、自分のことを振り返り、考えていたのだと思います。

そして、出てきた言葉が、毎日、朝、学部全員でトレーニングをしているのですが、その朝のトレーニングをがんばっている。また、特別支援学校には、進路へ向けて、現場実習という実習期間があり、この現場実習が辛い。でも、がんばっている。そして、卒業式では、優しくしてくれた先輩と別れる時が辛かったし、悲しかった等の話がぽつりぽつり出てきました。

 

 では、これを使いましょう!

それで、1番

輝く太陽 輝く笑顔 笑顔大好き みんな大好き

汗を流した朝のトレーニン

つらかった がんばった

 

2番

輝く太陽 輝く笑顔 笑顔大好き みんな大好き

先輩と別れた卒業式

つらかった 悲しかった

 

立派な差し色、スパイスです!これで、歌詞が更にみんなの思いを伝えるものになってきました。

 

 1時間の授業でここまできました。まさに、産みの苦しみの時間でしたが、生徒の皆さん、よく取り組んでくれたと思います。出来上がっていく自分たちの歌詞をながめ、みんなで、「今日、よくここまで出来たねぇ~」という安堵感と、これからの展開に対する期待感がありました。

 

 そして、歌詞はまだ、途中!これから、更に続きます。

次回の授業で、とても彼ららしい、素直な素晴らしいメッセージを込めた歌詞になっていくのでした。

 そして、そのお話は、また、来週させていただきますね。

  

                              次回につづく!

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 昨日の吾妻山 一日中秋晴れでした!

 

 今日もご覧いただき、ありがとうございました。それでは、また、明日!

※私が作詞・作曲した「♪ありがとう」という楽曲をYouTubeに公開しました。もし、よろしければ、お聴きき下さい。こちらをクリックして下さい!

https://youtu.be/otw7Icwmlfs

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