昨日、いつのチラシ?!!!を書きましたが、実は、このチラシの裏に、バレリーナの絵が描いてあるのです。
この絵は、私が人生で初めてバレエを観て、あんまり感動してしまい、バレエ公演のあった翌日に、クレヨンでチラシの白い裏側に描いたものでした。描いている時のことは、とても良く覚えています。1966年だとすると、小学校3年生。小学校3年生の絵として、うまいか、そうでないか・・・は、まぁ置いておいて、小学生の私は、一心不乱にこの絵を描いたのでした。
福島市公会堂での公演でした。そして、たぶん、ソ連(当時はソ連です。)のボリショイバレエ団だったんじゃないかなぁ・・・・・と思うのです。あまりにも、遠い記憶で曖昧ですが・・・・・。ボリショイバレエの中に記述はないかと、ネットで調べてみましたが、記載はありませんでした。私の勘違いかな?これは、県立図書館に行き、当時の新聞を調べれば分かりますかね?
ただ、当時、我が家では、ボリショイバレエを観に行くと、かなり、テンションが高く、興奮していた記憶があります。また、父が国鉄に勤めていて、国労(国鉄労働組会)の活動に一生懸命でした。社会党(今は存在しません)だったし、そのバレエ公演では、公会堂の中で、スタッフのような感じで動いていました。私と母が、父を見つけて「おとうちゃんがいる!」と言っていた記憶があります。当時、社会党関係で、ソ連のボリショイバレエを日本に呼んだのか・・・・・。父も母も他界してしまい、確かめようもありませんが、とにかく、そのバレエ公演は本当に素晴らしかった!!!
「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」が演目だったような気がします。すべておぼろげな記憶なのですが・・・・・。ただ、人生で初めて、人がつま先立ちをして、飛んだり跳ねたりする人間とは思えない凄い技を見ることができたり、絢爛豪華な素晴らしい衣装!そして、なにより、バレリーナがとてもとても美しかった!!!それは、今でも忘れません!!!
そして、バレエ団の皆さんが、バスで帰る時のお見送りを母と一緒にしましたが、小さい子の特権で、そんな子がバレエ団のお姉さんたちに手を振っていたら、目立ったのか、バレリーナのとても美しいおねえさんがふたり、私に笑顔で手を振り返してくれました。私は、後にも先にも、あんなに美しい女性を見たことがありません!!!お人形さんみたい!と思いました。
その感動が小学生の私に絵を描かせたんでしょうね!
チラシの裏でしたが・・・・。(当時の一般庶民は、紙の節約でチラシの裏をよく使っていました。)
母は、この絵は内職仲間のおばちゃん達に「千穂ちゃんが描いたの!上手でしょ!」と言って見せていました。そして、その後に、大切に額に入れて取っておいてくれたのですね。私は、大人になってから、ずっと後、この額の絵を発見した時に、びっくりしてしまいました。
人生初めてのバレエ鑑賞!のお話でした。本物を観るって大事なことですね!
そんな素晴らしい思い出を作ってくれた父と母に感謝しています。